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1963年生れ愛知県在住
元居酒屋店主
2012年3月、ブログに手を染める。
 

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 偽装か誤表示か?  【阪急阪神ホテル、ザ・リッツ・カールトン大阪】

2013/10/30(水) 13:51:33

 いやはや、相も変わらず食品偽装は無くならないものだ。
 先週、世間を騒がせたせたニュースと言えば、やはり食品偽装であろう。
 
 阪急阪神ホテルとその傘下のザ・リッツ・カールトン大阪の偽装である。
 ホテル側は偽装では無く、あくまで誤表示だというのだが…。 

 彼らの記者会見を見たのだが、謝罪会見というものでは無かった。 ただ言い訳を並べているだけである。
 あんな会見を見せられても、誰だって納得しないだろう。

 結局、阪急阪神ホテルズの社長は辞任することになったのだが、私が「おや?」と思ったのは、ザ・リッツ・カールトン大阪の総支配人が会見で「今回の問題は食材が多様で品質にこだわる日本特有の問題で、私自身、教訓を学んだ」と発言していることである。
 これはどういう意味だろうか?
 つまり、この程度のことは海外では当たり前で、特に問題にならない、ということであろうか。
 言い訳としては、酷い話である。
 
 まあ、確かに日本人は産地や品質に拘り過ぎのところがある。 いや、違いが分かってこだわるなら良いが、ネーミングだけで良し悪しを決める、いわゆるブランド信仰的な考えが食の世界にもあるのだ。

 私が飲食の仕事をしていた頃の話だが、鮎の塩焼きを食べた客が「この鮎は天然か?」と訊くのである。
 アフォか。
 そんなもの値段を見れば分かるではないか。 僅か5-600円の値段で天然の鮎が食べれらるわけがないではないか。
 いやそれよりも食べれば分かるはずである。
 こういった客は天然鮎など食べたことが無いのだ。 知らない客に限ってこういうことを訊くのである。
 そこで私は「勿論養殖です」と応えるのである。 
 私は正直なのだ。
 いや、私は天然鮎と養殖鮎は全く違うものと認識している。 養殖鮎を天然鮎などと言うことはとても出来ないのである。

 ところが食材に対しての認識が薄い店では、「天然か?」と訊かれて、「はい天然です」と応えてしまうのである。
 おそらく料理を提供している側も天然鮎など食べたことの無い連中がやっているのであろう。 
 特に騙そうというつもりではないのかもしれない。 「天然か?」と訊かれて、とりあえず「そうです」と応えた程度の感覚であろう。
 天然鮎を食べたことの無い人間は、「天然」という言葉だけで「なるほど」と納得してしまうのである。
 ところが天然鮎の味を知っている人間にしてみれば、「嘘つくな、養殖じゃないか!」となる訳である。

 確かにこういった表示違いは飲食業界では、よくあることだと思う。

 最近は料理名に、〇〇産〇〇風〇〇添え、と色々と修飾語を付け加えるのが流行である。
 単純に「鶏の唐揚げ」だけでは定食屋のメニューのようで、なにか味気ない。
 いや、昭和時代の食堂なら「鶏の唐揚げ」だけで良かったのだ。 しかしバブル時代以降、バブルが弾けた現在でさえも、きらびやかなネーミングを有難がる風潮になってしまったのだ。
 そこで、とりあえず、メニューには「〇〇産地鶏の唐揚げ、アジアンスタイル、季節の生野菜添え」などと書いてしまうのであろう。
 出てくる料理は国産のフレッシュの若鳥であるが、地鶏では無い。 添えてある生野菜も、まるで季節感の無いキャベツの千切りが添えてあるだけで、年中同じである。  そういうことは往々にしてあるものである。
 だいたい、アジアンスタイルとは何ぞや?!ということである。

 しかし、季節の生野菜添えと、アジアンスタイルについては一概に虚偽とは言い難い。
 なぜなら、キャベツには春キャベツ、夏秋キャベツ、冬キャベツとあるからだ。 年中キャベツでも、それぞれ季節のものと言い張ることも出来る。
 アジアンスタイルについては作った人間が「これがそうだ」と言うのなら、そう理解するしかない。
 ただし、国産若鳥を地鶏と表記するのは明らかに虚偽である。

 地鶏とは、どういうものか、明確な定義が在るのだ。 JASがその銘柄も指定している。
 いや、それよりも、食べ比べてみれば、その違いは明らかである。
 地鶏もブロイラーも区別のつかない連中が、こういったインチキをやるのではないだろうか。

 国産の交雑種を和牛と表記したり、機械製麺を手打ちと表記したり、養殖を天然と表記してみたり、輸入品を国産と表記してみたり、既製品を自家製と表記してみたり、この程度のことは飲食業界では珍しくないことなのかもしれない。

 低価格の食堂や居酒屋では、食べる側もある程度、感付いていながら、いちいち細かいところまでは突っ込まないという、暗黙の了解もあるであろう。
 駅の立ち食いそば屋に、手打ちそばの暖簾がかかっていても誰もインチキとは言わないし、大阪のたこ焼き屋の暖簾に明石のたこと書いてあっても、そうでないことは多くの人が知っているであろう。
  
 しかし、これを名門ホテルがやっていたということが、世間を騒がせたのであろう。

 阪急阪神ホテルズの偽装事件は、もはや他のホテルにも波紋が広がっている。
 かつては、老舗料亭での偽装事件が非常に大きな問題になったが、このままでは業界全体の体質が問われかねない。

 だが、そんな中でも、頑固に真面目にやっている店や料理人が居ることも確かである。
 今回の件でもっとも憤りを感じているのは本当に食材にこだわって真面目にやっている料理人ではないだろうか。

 阪急阪神ホテルや、ザ・リッツ・カールトンを利用したこともない私が憤りを感じているのは、かつては私も飲食業界に携わっていたからである。 私のような下級料理人でもインチキをしたことが無いのに、名門と言われるホテルがあれもこれもとインチキだらけなのは何事であろうか。
 個人商店でも頑固にやってる店もあるのだ。
 
 利用者も、名門、名店だからとか、〇〇産だからと、名前だけで飛びつくのはやめた方が良い。
 名前に釣られるから騙されるのである。







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